貞彦編〔192〕

 具体的な策を出していこうっていう試みがもっとも優先で、今も日直とか黒板にあればその横に今日のポイントゲッターの名前も明記。毎日ひとりがその役を授かる。順番に。なぜ、そういう人物が必要か?っていうと浮いている人間や誰とも話出来ずにいる生徒の横に行ってすぐに会話する。そういう出来るを実現。学校って不思議なんだ。ひとりでも誰かとうち解ければ楽しさに変わる!!ええ?なんであいつ、あんなこと話してたんだ?とか、創造力も湧いてくる。想像もね。だからひとりで寂しそうにしてたりしている生徒見逃さない。こういうとときが出番。日直は忙しいし、日誌で先生に一日のことを報告しないといけない。ビジーな彼に替わって、ポイントゲッターがあちこち目を配る。昔はそういう仕事を日々やってくれる人気者がクラスにはいた。でも今はそっちの方まで目が配れないのかも?って。大リーグでポイントゲッターっていうのは点を獲る場面で打順が来る選手を指す。気モチのいいクラスって今努力なしでは創出が難しいのかも。世の中が他人行儀になっていることも起因。知ってても知らない振りする大人ばかりだ。