そこまでは気が付かなかった

 一番うるさかった掘削の工事中の頃、二週間だけ家にいられない位にうるさかったこともあり、家族でどこかに行って家を離れていて下さいと言われて二週間分の14万円を受け取ったことがあった。伴侶が入院していた頃。確か、書類にサインと捺印して渡したから向こうに残っているはずだ。このお金を貰ったことがすべての始まりだったのかも?って長女にも言われたのは、このお金は受け取ってはいけなかったを指摘される。何でそこに気が付かなかったのか?って、63年も生きて来て気が付かないなんて、お子様ランチの旗にも程があるって思うものの相手の誠意がひしひしと伝わって嬉しかったことも起因する。しかし・・・やかましかったのは二週間だけではない。いいように蹴りを付けられた感じも否めない。お金があれば14万円返却してゼロからあの日に戻したいけどすでに遅きに失している。家を出てどこかに行って下さい!!って言われても子供がいればそう簡単には行かない。それなのにお金を受け取った私の軽薄さが悔やまれる。