貞彦編〔183〕

 あたしが食べ物に強い興味を抱くのは、この時の東長崎中学校の文化祭での興奮でコンビニに今、強い興味を抱くのもここに起点がある。みんなで教室を上手に使用しよう!!って。その頃、八組まであって三百人超の生徒が二年生には在籍。このクラスを全部お店やさんにする計画。これは盛況でした。あるクラスに行くとおにぎり専門店。もちろん手作りで当時は衛生上そこまでうるさくなくて、ラップも掛けず、皿に並べていらっしゃいませ!!他のクラスも覗きたくなる。ここでは手作りのクッキー屋さん。きっとお母さんと夜通し作ったに違いないよね。じゃあ他のクラスは?ラーメン屋さん!!あたしのクラスがこの時に関わったのはラーメンを作ってお客さんにそこで食事してもらう家庭科の教室。水もコンロもあるから調理が出来た。ある者は家から刻んだネギを持参し、ある者は鍋。そしてある者はラーメンの乾物。食器も持参。海苔を持参する、そして蒲鉾をスライスしたもの、こういったものを全員で揃え、お客さんの目の前で調理。だけどやはり注文入って掛かるのでお客さんは待たされる。そして今度は品切れになる。売れるのはいいんだけど何かが足りなくなる。じゃあ他の何で盛りつけを寂しくないように出来る?って。金は現金ではなくクーポンを自分達で作って文化祭の前日までに各クラスでみんなが選んで受け取って持っている。みんなが好きなものを手に入れられる競合システムに気が付く。そして、あたしに次なるヒントを与えるのです。