貞彦編906

 

電話の声だけでお互いを認識したりは可能なのだとすればあたしのこれまでの認識は木っ端微塵に崩壊して、今・・・まさかな坂に後ろ向きで立っている。普通の概念でこれまで来たからだ。お互いを会って話して吟味し、お互いをある程度知ってから信頼関係を構築していくのがノーマルで人生ではこのノーマルが前提としてある・・・しかし思い込みだったのだ。会ったこともなくても相手を支えたい??まだ、信じることが出来ない自分は呆然として立ち尽くす・・・疑問符はてなのペンダントも掛けられない。それを首に掛けるときは自分が正しい!!がある程度先読み出来たときだ。会ったこともなく、人生を決める勇気。恐ろしさと同時に、当たって砕けろの一か八かも見えて来て、心は踊る。どんど焼きで火の粉を避ける人々の反対側で両手を温める庶民の側に自分らは確かにいる。なぜだろう。これまでの人生が悲惨過ぎた。神様が鬼退治をすでに完了した証明かもな・・・鬼が日本にはやはりいたのだ。しかも鬼は死んでいない。八つ裂きにもされてない。笑顔で、鬼ころしを汲み合っている。ほな行こか。風向きは 南南東やで どんど焼き 手(てえ)温めたら 繰り出すかあ☆瑠姫☆(庶民が姫君の神輿を担ぐ)☆セブン千歳町にて☆