ゴッドはしばらくプリンスを包囲しないことに決めます。明らかに異変が見られたからです。これは…慎重に吟味しないといけない分かれ目に匹敵したからです。ゴッドは明らかにプリンスに構いすぎた。それは弱者に間違いなく見えたから…しかし、昨日、プリンスはマウントを取るという言葉にヒントを得て、いかにすれば、爽やかにマウントを取れるか？その世界審議に入っていた。ゴッドはあと追いする赤ちゃんそのものの自分には半ば呆れている。しかも、その様相はしっかりプリンスに逆読みされている。やがてプリンスは聡明の2文字について、外堀を固めて行くのです。未来に付けていたい自分の望みは露草のように、無惨に放（ほか）されてしまったのです。
