貞彦編226〔オラン・ウーマン編〕

 今朝はまたまた拳銃無宿に感化される。郵便配達員を護衛するランダルで、何が大事か分かっている。ランダルがいた西部劇の時代って人を殺してもいいんだ。なぜか?っていうとしきたりが各地にあった。ランダルだって正義感の塊だけど、やっぱりあまりにひどい人間は殺さないといけない。自分が狙われて殺される。ダイヤモンドの塊とヨルダンの聖水。それが同じ郵便局で取り扱われる。どちらも高価なもの。そしてかけがいのないもの。宝石は金にも相当で、聖水には別の価値がある。精神的なもの。見かけによらないが、ランダルはしっかり教育を子供の頃から受けたんだっていう認識を視聴者に与える。聖水とダイヤいっしょくたには扱わない。この”心”なんだよね。ともすれば金持ちが素晴らしいってなる日本人の心の奥底まで響くインパクト!!この番組のプロデューサーや原作者、監督がいいんだと思う。そこまで良識を刷り込めるっていうのは余り見ない。しかも聖水を梱包から出してビンからラッパ飲みしちゃうんだ!!ランダルは殺されかけていた・・・崖から突き落とされて。自分に元気付けをしたかったんだね。今の時代にも刺さる・・・小学校でみんなで見ることが可能なランクまで映画として到達している。