プラネットOFゴリラ(159)

 とうとうプライチマンと指しで話せる瞬間が到来します。店内にお客様は零。先輩はバックヤードで検品に入ったばかり。今夜こそは!……プリンスは胸が高まり、まずは、プライチマンとニックネームを付けてしまったことを話すべき…と。しかし、相手はお客様。果たしてどうなんだろ。幾ら明るい陽転思考のお客様だとしても、いきなり、スパイダーマン並のニックネームを授与されてしまうのは、如何なものか?手前どもの世界を、ひけらかす事にはならないか?プリンスは話題を替えて話しかけていました。