貞彦編882

 幼稚園時代を過ぎてようやく新一年生になった途端、近眼の診断を受けたあたしは、鼻が低いこともあって、17歳までメガネをかけず過ごした。この10年間にどうやら鍵があるようだ。人の顔の認識や商品の記憶が、世の人々の平均よりも低い。商品をなかなか、覚えられないとか、何回も遭遇している人物なのに顔を覚えられなかったりがある。記憶障害とは別次元で今は捉えている。今の仕事にそれは不可欠なだけにさらに基本に戻らないといけない。学習を積む必要がある。ハードコンタクトを初で装着したのが17歳で、こくらやという万屋町の眼鏡屋だった。怖くて親友も一緒にコンタクトに替えた。それまで、メガネだった友人もかなり、興奮していた。女性として変身する大チャンスでもあったからだ。しかしハードからソフトに替えたとき・・・もっと驚いた。驚愕した。こんなスグレモノが世の中にあったなんて。。。つけごこちが自然でまったく痛くなかった。きっと携帯の進化とおなじ・・・すまほを初で持ったときの感動に似ていた。ほなあ行こか。ぜっペ来て♪を まだ言えへん程の 絶壁や(是非来てねとはまだ、言えないんだ・・・下を見ると、荒れ狂う海、しかもわいが立っているのは絶壁や)