貞彦編438

 虐めを受けた人は必ずこころを病む。音楽を聞く耳すら失う。私はそれをじかに見て来た…辛い気持ちを親にぶつける子。そのたび、サンドバッグになり、パンチを受けて、今、思う。よく、踏ん張って来たなあ…感慨深い。経過した時間もこころを癒やしてくれた。神の存在を感じるくらい、しんどかった。サンドバッグが破れずに幸いだった…弱者は確かに悩むだけでなんの解決策も浮かばない。しかし神は見ていたと確信する。弱者は百歩を譲ったという真実だ。