プラネットOFゴリラ(98)

 アラジンだってミルキーバーだって、こなしたお前は、どういう訳か…大工の源さんと、ミリオンゴッドには手を付けなかった。なぜなんだ?ゴッドはつまびらかな視線を、送りながら、言葉を掛けてきます。深い理由などありません。いや。お前は知っていたはずだ。いつか、栄光の彼方へお前が追い遣られるとき、ミリオンはお前のことを、先に知ると言うことを…僕のことを?なぜそうなるんですか?それは逆に、僕の方から尋ねたい。お前は意図的に、ミリオンを素通りした…じゃじゃあ、大工の源さんはどうなるんですか?そこまでは、私にはわからんな。ゴッドには道筋があるようでした。プリンスは彼の脈絡になんらかの策略が盛り込まれてあることを認識するのです。