プラネットOFゴリラ(117)

 

 プリンス自身はたいしたことはないのに、周囲が凄すぎて、それはセブンイレブンのオーナーがプリンスに下駄屋の話をしてくれた時…その時刻を忘れもしません。プリンスには以前より啓示はあり、随分と前からおがくずの4文字が、耳に入るとき…は特別に取り沙汰されていてたのです。下駄屋は風呂を沸かすとき、くり抜いた木片を燃やし薪にする…そして、オーナーはおがくずの火の付き方の速さを身振り手振りで話すのです。これは、おがくずの特長的効能です…と。プリンスには時期が、わかっていました。日本の人材の中で、種火になり、かつ、烈しく速く燃える木片になり、おがくずを配下に置く企業の骨格がようやく確定出来たのです。