貞彦編986

 

何度かチャレンジをして、フィクションは自分は向かないを分かりながら、それでも、フィクションにまた、気持ちが行くのも、人間社会の不条理を突きつけられているからだ。人間は過去から学ぶはず…しかし、そうではない現実が、今は横行して、世界は暗黒へのルートを選びつつある。あれこれ理由をつけ、決して自分は損にはならないよう、注意を払いながら。平和の格差が私の心を平手打ちしている。想像の世界、創造の世界の規模の大きさを改めて感じる。どこに、主題を込めるか?泣いている人間をいかに助けるかを、わたしはストーリーで見極めて行く。フィクションは所詮、作り物という認識を取っ払い終えたのだ。