貞彦編751

 夏休みの間だけ、部屋をお互い移動して、わかった。大事なものをひとつのケースに入れておくことの大事さだ。例えば弁護士の口座番号とか、ペイペイカードの振込先とか書いた紙切れ。どこに自分がなおしているか?全く覚えてなくて、8月15日は振込が一杯あるにもかかわらず、人の部屋をイキナリぶん獲って来ている家族が、母親の品物が触れず、見つけることがさらに困難になっている。さっきまでの自分の部屋に入れない。Gパンだって目の前の高い場所に掛かっているのに、サワレナイ。ゴリラの匂いがするって嫌悪するんだ。メルカリで売ってる色紙も触れない。バイト用はユニクロで新しく買えばいいでしょ?って言われそれ以上は返さず、諦める。気に入るジーンズだった。しまむらのクロッシだ。ユニクロ安いから、マ🎵イッカって上昇志向で思い直す。せっかく購入に行くのなら、だぼだぼしたのも欲しかった。今店のスタッフたちが様々なGーンズを穿きこなしていて、年取ったおばさんなのに、だぼだぼのGーンズ似合うのだ。最初こそ、え…ええええええ?ってな感じだったけど、結構そういうナウい格好することで、若い!!って思いたい切ない気持ちも理解できて、自分の46歳の頃を思い出していじらしくなる。皆が自己主張のくす玉を隠し持っている。それを自分で破っておめでとうございます!!をやりたい気持ちがあることが、店全体を活気付けることになるんだなって。