貞彦編470

 自分が放流したコインが最終的に、北海道まで到達したり、実際あるのだろうか。お札やコインにGPS付けるのはむずい。でも、どこへ行ったかを知りたい気持ちがある。思い入れがあるコインなら尚更だ。生まれて字を書けるようになったら、まず、子供に、僕の家計簿を付けさたら、有意義だろう。親も付けるべきだが、子供も成長を余儀なくする。ゴリラのようちゃんが46年前に買ったあのおにぎりの値段も、家計簿付けていたら、簡単に分かった。たかが一円、されど一円。経済はすべて、一円から始まるのだ。ちなみに、昭和7年発行の50銭をあたしは持つ。質屋に電話して値を尋ねる。価値はないと言われても、ようちゃんは別の認識でいる。誰が持つかを質屋は知らない。所有者が誰か?で価値は変わる。