貞彦編303

 学者たちの論争見てバッカみたいって笑う。ヨブ記が改悪なものって断定している。ホンマ夢がないわ~~ってあたし、ヨブに呼ぶを懸けて川柳にしたけど、そういう論争に勝ってナンボっていう、頭の良さを競う学者たちってまっこと残念な部類。むしろ物語風に読めば?あんたたち!!って軽~~くいなす。なぜならあたしはヨブのこの一点が好きだからです。自分が間違っていない自信があるから絶対に謝罪しない。神に対して恨みツラミもめっちゃある。煮え滾る思いだって隠さず言う。ある日など神を罵倒しそうになる。寸前で思いとどまるのは、やはり根が、敬虔だからです。しかしやはりあたしたち文人の仕事がここに山積しているな・・・って感じてしまうのも、決着型の学者は要らないっていう意向です。みんなが自分の感性で読んでるわけ。御託を並べるとは正しくこういう類い。あたしは真実や事実をいつも優先するけど、ヨブ記の物語性としての良質にも触れず、ごちゃまぜにしてしまう論争家を好まない。むしろヨブの心を読み取って欲しい。汲んで欲しい。自分は間違っていないって思ったら貫く姿勢がどれほど大事なのか?そこを強調したい。苛められたのは自分が悪かった・・など口が裂けてもガムテープ取れた後でも、言ってはいけない。ちゃんと神様はご照覧済。それが神の仕事だからです。