貞彦編〔184〕

 いじめの問題が消滅していることです。どんな生徒もこの文化祭を謳歌している。食べ物や品物の威力、そしてサービスの介在です。手作りの手芸教室もあって販売もあった。漫画本を家から持ってきた生徒によるコミックの教室。そこで急に欲しくなった生徒の為に、券は、先生に言えば貰えるようになってた。現金で本来なら取引しても良かった・・とも思う。ここに教育の観点も潜む。たしかに現金を扱った方が生徒達に分かり易い。お釣りの法則を学べる。しかし一円、五円、十円を揃えるとこまでは行かなかった。先生たちのさい配次第ではなく、ここに教育と現実社会のボーダーがあることに気が付く。じゃあこれからはどういう方向性で?ってみながウキウキしてくる場面ですよね。サービスの前では国民が全員一致。平等というトリックです。まず例を挙げよう。ある商品が欲しいと思う。けど、どうもねえ市場にはない、これを手に入れる為には難儀の山を越えないといけない。商品がないの?ああ、そうだよ。じゃあ売れてるの?それも分からない。なんじゃそれ~~ってなる前に、その頃を振り出しにしてみること。これは五十年前のある中学校のヒトコマ。いじめも根絶するのが商取引です。なぜならそこでの主人公は成績優秀者ではなく一介の商人というセオリー。金輪際ないっという苛めも踏み倒して来て、あたしが今あることに繋がっていますね。