貞彦編〔152〕

 同じ試合でも監督によって全く戦略が違うことが証明された昨夜。原監督は五回、あとふたりでようやく勝ち投手の権利が獲れる間際、替えてしまうのだ。直江投手はフォアボール、デッドボールと続いたことからあっさり決断。あたしなら?絶対に替えない。可哀そうとかそういう意味ではなくそういうことは続いてしまうから。負けグセというものとは付き合わせたくないっていう気モチが強い。自分がその全容を味わってきたからというのもある。負け癖は相手に付けたくない。なら、どうするのか?満塁場面まで行ってもまだその投手に投げさせる。案外、ダブルプレーなどで切り抜ける場合もあって悲観的ではない。しかしここに原監督の厳しさを味わうのも今後の為になるのかな?って。なぜならあたしの生き方を見ていると原監督にある非情さが全くないのだ。ここでは次のさい配する!!っていうメカニックが監督にはあって二人出した時点はすでに決定!!点差は四点あるのに?ってこっちは逆にドキマギしてしまう。温容で過ちを赦すあたしのタイプではない原監督。だからこそダントップに今・・・巨人が付けるのだろう。厳しさについてあたしは実は語れない。人の育成についても実は語れない。あたしは厳しさでここまで来ていない。ずっとここまで楽な道を選んで来て今がある。きっと昨日の経験が降番した投手たちをたち直させる!!二人とも江が付くからだ。