貞彦編〔122〕

 あたしは遂に気は付く・・・。凄い朝です。あたしは亡き夫から給料を頂いているということです。こっちが離婚したい!!って言った時にも彼は首を振ってダメだ!!って拒否。こんな時のことまですでに類推していたんだな・・・って涙も零れてくる。あたしはこの年収、190万円の使い方を上手にして天国にいる夫に見せないといけない。新車のアプラスローンのことはたぶん了承してくれる。孫の命は車だから。そしてもっと大切なことはあたしが健康で、ずっと、年金を貰えること。ありがとう!!ってこのお金の価値って半端ない。あたしは12年前に離婚をみずから切り出して、新生活を切り開こうとしていた。しかし離れて暮らすのなら旦那は生活費を支払いしたくない!!って強く拒否してきた。あたしは離婚の為にそこでお金が要ることも知らず勉強不足だった。親しい弁護士で助かった。頭金の五万だけ支払って離婚を停止。三十万超のお金を捻出出来ず、その時は苦しかったものの、今はそのことで安泰を得ている。もちろん今・・・裕福ではない。しかし彼の望みはあたしが今度は著作権をきちんとゲットして本を出版すること・・・。彼の望みを叶えてあげたい。あたしには本の出版が一番合っているって彼は生前ずっと話していたからだ。ゴールドプレイト著作権があたしに立ちあがっている。あたしに対して誰もが、それを軽く扱うことが常道になっていたが、そこに一石を投じることも可能になった。それもこれも旦那のお陰だ。