貞彦編〔119〕

 昨日もう一回グラン・トリノを鑑賞します。映画もふたつに分かれますよね。何回見ても発見がある映画と、一回見たらもう、いいや・・・っていう映画。秀作と駄作の分かれ目だと思う。しっかり老いと向き合っているんだなっていうクリント・イーストウッドの真面目な性向が伺える。老いを嫌いみんなが右往左往するけどそれが当たり前。老いてあたしも相当に醜くなった。心までそうなりかねない。しかし今朝、あのシューメーカー投手から筒香がスリーランを打って一気に打点を14としている姿見て、勇気を貰えた。もしかしたらアメリカで挫折が待っているかも?ってかなりひやひやさせたけど、これで一応の目鼻はついた感じもあるし、あんなにカッコイイ、キアマイアーと毎日一緒で打順もお隣同士っていうのが羨ましい。かといって、あたしが男性に生まれて大リーグの選手になれるでしょうか?まったく望みはない。そこを踏まえれば高い年棒も理解出来る。カーメルの海で一緒に遊ぶ犬を選ぶためにはあたしがどんな人生を今後選ぶかで分かれる。なぜなら、飼い主が段々自分が保有する犬の顔になってくるからです。カワイイ犬がいいな!!そしてこの計画はまだ、誰にも話してないのです。こういうことを言えば家族が徹底抗戦してきます。彼女は犬や猫を許さない。病気を媒介すると邪推してコンビニに犬が繋いであったら買わないで去るタイプなのです。でもあたしは犬を飼って一緒にカーメルの浜辺を散歩したい。そういう夢を心のキャンパスに描ける今朝で良かったです。