貞彦編〔92〕

 生まれて二十五年・・・ここを全く度外視すればその後、計画性は無くなる。しかしキチっと自分の中で明解に計画を企てていれば人生はその後も見易く家計簿のように詳細が分かる。二十五歳になるまでを五つに分けてより詳細に計画を立ててもいいですね。五歳まで、十歳まで、そして十五歳、二十歳、二十五歳、ここまで行く前に出世を約束されるのはかつては東大卒。今はがらっと世界は変わってしまった。東大を出ているからどうこうっていう恩恵自体が薄まって、逆に様々な興行主が存在を明らかにしてきた。日本の弱った企業を買い取ろうという動きです。買い取る側は、日本人の場合なら幾分安心ですが、外国の企業になれば心配にもなる。お金をふんだんに用意しつつ企業買収に乗り出す海外の企業の思惑は透けて見えますね。コロナでぎゃふんとなっている日本の人気企業への王手、最初は資本提携です。余りに辛辣に露骨にやれば嫌われる。そこを充分承知しながら虎視眈々と日本の覇権を掴もうとする姿。やましくはないのか?とは思いません。その分、日本もしたたかにならざるをえない。かつてなら考えも及ばなかったけれど、衰弱した日本企業を買収という凌駕に掛けようとするモクロミは今後さらに増えるでしょう。これは巨大淘汰です。社会情勢が豹変した暁の・・・。ピンチをチャンスにして鞍替えする。こんな変わり身の早さに実はついて行けない日本ではない。もともと資質として日本には闘えるエネルギーはあるのです。