貞彦編〔89〕

 こうまで世の中が暗くなったので、逆にこう捉え直しましょう。みんなが百年生きることが出来る。被害妄想でもなんでもなくそう設定しましょう。父も伯母も91歳まで生きることが出来た。あたしにとってこの二人は希望であり目標です。生まれて二十五歳まで、ここを第一段階としましょう。まだ、結婚してません。そして次は五十歳まで、次は七十五歳まで、そして四段階目までの百歳となる。明るく人生を捉え直すのです。そうするとどの区域で何を達成するか?見易くなる。父があくまでもあたしにとって基本になります。五十過ぎて市会議員選挙に挑戦!!彼が53歳だった。そして本を出版したのは?自分の退職金を母に借りて八十歳の傘寿の時。見易くなったでしょ?七十五歳過ぎての挑戦っていうのは手堅いのです。そして二十五歳から五十歳を見てみましょう。父は二回も結婚している。ここは励みになる。二回チャレンジはよくあることっていう安堵です。そして鍵は・・・五十歳から七十五歳にある。ここで堅実健全に暮らせてないと第四期までもたない。挑戦はガソリン足りての話。趣味でやる場合、自分で被る自損と同じ。しかし伯母も実は夢を達成している第四期なんです。長崎公会堂で日舞踊る。しかもひとり舞いです。〔稚児になって手毬を片手に踊る〕それを七十五歳過ぎて達成させた。偉いと思う。掛かった費用?三百万円だったそうです。安いです。二年の突貫工事みたいな練習で舞台に立てた。ちっとも惜しくはなかったと言ってました。