貞彦編〔71〕

 昨日はむちゃ感動~~なんとマックイーンの歌声が満載の映画”ハイウェイ”を初で観賞。この前、中尾ミエさんのバーでみんなが話していた映画だったのでどきどきします。そして青年更生の為に支援したり役所で働く人々にとってこの映画こそが生き字引だと感じる。主人公の青年はロックが大好き!!自分でも才能あると思っているし、実際にホールで雇われている位だからセミプロ。しかし欠点は怒りっぽい。今でいう切れ易さがある。事件を起こして留置され、子供に会うのも初め。娘や奥さんと一緒に暮らすというチャンスを、又喧嘩で棒に振ってしまう・・・。とても負けん気が強い。それを別の面で生かせれば人生が上手くいくのに、からかわれると、もう歯止めがきかなくなる。喧嘩っ早い。あたしは最後また逃げようとしてトラックに飛び乗ろうとした彼をなんと・・・心のどこかで応援している自分に驚く。ああ、また刑務所の中かああ・・・それでは奥さんや子供が可哀そうに思えてならなかった。しかし刑に服して戻ってくることが先決ですね。いい映画に一杯出演しているマックイーンこそ、とても生涯五十年だったとは見えない。出演数が凄い!!そして台詞にとっても拘って、変なセリフだと監督と談判して言わないでもいいように監督を説得したり修正させたり・・・。真の映画人だったんだなって。今、改めてあたしはその役者魂を評価しています。