貞彦編〔17〕

 正直言ってこの前のナベツネインタヴューで不快感を感じました。まるで戦争に行って亡くなった人々を冒涜するような物の言い方に怒りを覚えます。国民は馬鹿でも何でもなく、国を守ることが出来るとそう信じて出征したのに、あの言い方ではまるで軍部にいいように扱われ、犬死にしたようにも聞こえる。あたしはこういう人間とは一線を画していて幸せです。日本人としての気概というものは過去を否定しては成立はない。一番いいのは自分の生き方を根底から支える独自オーラを持てること・・・そんな生易しいものではない。人のふんどしで相撲取ってはダメだということです。自分の能力を駆使してそこで、今までには無かったものですね?って評価されるのがもっとも順当だと才能の発露を捉えます。自分本位になってしまえばひと様に笑われるだけ・・・嘲笑の的になってしまう。そのような無様に陥らない為に人生での処世訓を持たないといけないのです。日本は確かに馬鹿な戦争をおっぱじめた。しかし一年半しか持たないって山本五十六ははっきり明言した。そのままで、断っておけば良かったのに、お人好しなんですね。やっちゃるか!?って博打を掛けに行く。彼の生きざまこそが今後の糧になる。若者が道に迷うことのないようあたしが父の生き方を模範にしつつ紐解いていく。良かったですね。あたしがこうして健在で・・・。