貞彦編〔4〕

 父の生涯を見て行く。まずは出生だ・・・。すると意外な盲点と意外な抜きん出点に気が付かされる。双方ある。相見互いっていう星のもとにしかも細木さんによると霊合星のもと生まれている。父は村では初の護衛を任されたという家系のもとに生まれたタヤによって手厚く育てられた。しかも父の自費出版の著書にはタヤにしか触れてない。マザコンだった証拠だろう。護衛というのは明治だから詳細は分からないけど軍に関係あったとの目星がつく。コノエヘイに準じるような位置だろう。すまんすまんコノエってのがこのパソでは出て来ない。タヤは元を質せばかき道の濱田家から出ている。それは矢上村の村長を務めた兄がいたというから町政も関与だったんだろう。父はまず出鼻をその伯父さんによって、くじかれている。出鼻をくじかれることをこう命名しとこう。デバくじを引かされる。本当はタヤはトラヒコにしたかった・・・もちろん旦那の光男だって同じく。それなのに貞に替えさせられる。それなら、大人しくていいだろうって伯父さんも納得。出る杭は打たれるを、伯父さんは察知して虎を貞に変えさせる。なんというお節介だろう。生まれた時からそういうデバクジ引かされて、めっちゃ苦労の連続だろうって普通思ってしまうが、事実は違う。これからの展開だ。やるもんっすなあ。