親と言う仕事は一生もの

 私は最近ショックに見舞われる・・・。何か得体の知れないショックです。映画めぐり合う時間たちで、ジュリアン・ムーアが演じた母親と心を重ねてしまう、思い出してしまう・・・ちゃんと子育てしていた自分と思っていたけど作歌に投入し過ぎて子供達に辛い思いをさせていたこと・・・改めて知り涙する。色々あってパートナーへのふがいない思いが常に先頭にあった。そういうのがあって子供達についつい感情をぶつけてしまい辛い思いをさせていたこと・・・絶対にこれは作家として落とせないぞ!!って今、思う。連れ子であるその立場を充分に認識していた子供でもやはり、お母さんにもっと甘えたい!!っていうのがあったこと、それを知りながら背を向けていたこと・・・それなのに長男は口を酸っぱくしてこの言葉を吐いていたというのです。子供達全員に、お母さんに絶対に迷惑かけるな!!って。どれだけ厳しい作歌環境だったか、身に沁みて分かる。恐ろしくなる。確かに周囲に誰かが居てぎゃーぎゃー言っていれば精神統一出来ない。歌人はいらいらする。叔母のミチにもそこは思い当たる。私が襖を開けて話し掛けてもいつもたいがい不機嫌。芸術家の性〔さが〕、そこを分かってあげましょう。