本当のことに意義がある

 本当のことって?一番大事かもしれないって私が夢に惑わされず、どんどん本当のことを知りたい少女なっていくその過程には人魚姫があった・・・。これは素晴らしい童話でどんどん魅惑の虜にされてしまう。しかし、はい、めでたしめでたしでは満足出来ない思い。つっかかる思いが私にはあった。なんで海の中で息が出来る?なんで、そういうことに全く触れてない?って。父はそうはいってもこれは物語り。全部がじゃあ、偽りなの?っていうと情緒を引き出す為に、作者が工夫をしているんだよ・・・って。きっと父も思ったに違いありません。この子にはサンタさんも不要だろうって。本当のことを煮詰めていくのなら煙突から暖炉へ行くレンガの通路も遮断されかねない。想像の美味しい処だけ理解して感性を高めていく子供とはどこかが現実的で困ったな・・・って父は思ったことだろう。今は私にも空想の世界のワンダフルが以前より理解出来ます。そういう子供の夢を育むことが健全な精神の培養に役に立つ。子供に質問されて最後まで嘘をつき通す親と、途中でリアル話法に切り替える親。どっちの親も正しい。見る価値はある。