もしも苛めに負けそうになったら?

 苛めに負けるということには幾つものパターンがあって、各パターンを解析しないと実は誰も浮かばれない。相手にくみしてしまう・・・これは仲間になること。それがない場合、相手に負けて学校にも行かず家で悶もんと過ごす・・・これはある程度その苛めの大小強弱によって対応を余儀なくします。相手がさほど苛めた積りはなくとも、どんどん自分の心が疲弊していき、もうどうしようもなくなったら、家庭ではもはや対処出来ません。家にいてしばらく専門の人からの救急心療メンテナンスを待つしかない。親ならどうにか出来るとは私は言えません。いじめが重なって本人の心が浮遊している時・・・もっとも危険な期間で学校の放課後さえ、危ないのです。どれくらいお子さんの心が傷付いているのか、大人には計りしれず、ましてや多くの生徒を預かる担任で賄うことは困難です。しかし本人から要請もなく周囲は動けない。このジレンマや空白期間が問題なのです。だからみずから発信出来る力を持ちましょう。自分では出来ないなら親友に打ち明けてもいい。それも憚られるのなら、教育委員会へ直で行く勇気も必要。窓口が今後出来るかもしれない。子供達が相談出来る場所とかコーナーも必要で、それを履行したことが後日バレバレにならないシステムが必要です。誰だって人が見ていれば苛めはしません。後ろに手が回るようなことには及ばない。そういう観点で秘密裏に調査を開始するのです。