プラネットOFゴリラ(106)

ゴッドは下書きをしながら脚本を完成させる、脚本家の道のりを愛していました。しかし、プリンスに、それを無碍に遮られるのです。私の前途に関わるな!!厳しい眼差しで突かれようとも、ゴッドには忠誠心が漲っていたのです。離れられない事情が絡んでいた…

プラネットOFゴリラ(105)

立場が逆転していることは、ゴッドに覚醒を促しました。一矢を報いる。なんでか、この表現しか、見当たらない。なぜ、この人物を推さないといけないのか?ゴッドは三日三晩掛けてじぶんに問いかけた結果は、みずからの衝動に素直に感化されよ…との答え。彼を…

プラネットOFゴリラ(104)

ゴッドはスロット、バニーガールのイントロこそが、プリンスにはぴったり合うと以前から目星を、付けていたのです。足が遅く、運動会が大嫌いなプリンスにとって、てるてる坊主は憎らしい宿敵だった。ゴッドは一矢を報いたい気持ちに至っていました。あのイ…

プラネットOFゴリラ(103)

ゴッドにはプリンスの頭脳の俊敏さについては行けない難儀さを否定出来なかった…それこそ、熟慮型の欠点でしたか、全く、それに対して手を打って来なかったゆえの被トバッチリは想定内でした。プリンスの今の自由な動きを、看過は出来ても、自分はついては行…

プラネットOFゴリラ(102)

もう少し薄生地マスクにしたら良いのでは?それは、既に、度し難い要求です。どういうことかな?僕がこの超快適を付けるには深い意味があるんです。何があったのかね?プリンスには自信は芽生えていました。67年目にして、片羽根を与えられ、意気揚々として…

プラネットOFゴリラ(101)

お前は2018年、グーグルガイドで多良見のニトリに行ったとき、自分を自分で撮影したな?はい。あのとき、スマホで自分の鼻が隠れた喜びを忘れません。次は?多良見でファミマにアルバイトに入ったときです。それは2019年だろ?はい。歯がない貧相では、接客…

プラネットOFゴリラ(100)

鼻に自信がある者は堂々とこの時期に、マスクを取るが、お前はいっこうに排除しない。暑くはないのか?ゴッドは素顔のプリンスに問い掛けて来ます。プリンスにはマスクを外す勇気がまだない。このことは、誰にも言わずに心に留めては来たものの、ゴッドがあ…

プラネットOFゴリラ(99)

お前は自分の力をあらかじめ、知らされ、この世に誕生した唯一無二の生まれ方をしている。プランスは黙ったままで耳を傾けていました。人類がどこでそれに気がつくのか、そこを厳密に知りたかったがこの未明、答えは出たようだ。お前は起用される。そして、…

プラネットOFゴリラ(98)

アラジンだってミルキーバーだって、こなしたお前は、どういう訳か…大工の源さんと、ミリオンゴッドには手を付けなかった。なぜなんだ?ゴッドはつまびらかな視線を、送りながら、言葉を掛けてきます。深い理由などありません。いや。お前は知っていたはずだ…

プラネットOFゴリラ(97)

みんながみんなクラスメイトは同じ思惑でいたことは、掴めて来たプリンスです。あいつは、バックレて、しまいには、どうなった?そこまではわからんが、バックレたからには、終わったんだろう。同窓生等はそう認識していたのです。ゴッドは段差は歩くとき、…

プラネットOFゴリラ(96)

プリンスの名前は徐々に人々の頭に浸透はしていくものの、逆にふるさとの人に限って、プリンスを思い出せません。高校のときにバックレていたことで旧友たちの頭の中から消えてなくなっていたからです。プリンスはみずからばっくれたわけではなく留年はした…

プラネットOFゴリラ(95)

お膳立てはすべて、整った…プリンスはゴッドと対峙を再び試みます。これで良いか、それとも、何処かに難が隠れているか?ゴッドの稟議は重要だったのです。日本の起源にも深い関係があったからです。ゴッドは静かな面持ちではありましたが、驚嘆を込めながら…

プラネットOFゴリラ(94)

プリンスの存在は日を追うごとに、大衆に浸透していましたが、あまりの新鮮さに皆が嘘だろ?を連発。自分はフレッシュジュースそのものなのか?新しい現実に、味が加算され、現実味に卒倒しそうになる。しかし、虻蜂取らずにならない施策を練り込む必要性を…

プラネットOFゴリラ(93)

プリンスは時間は永遠の大風呂敷で、焦ることはない。そう高を括って来た人生を思い返し、このまま、生涯をアルバイトで倒れるまで働く図式を、一旦自分の中で白紙にしてみたのです。それをしないと、前には進めない。働き蜂から、働き方改革のゾンビバガー…

プラネットOFゴリラ(92)

少なくとも、大人のほぼ全員は次のように思っています。子供には所詮、何も、出来はしない…これこそ、偏見の類で卓袱台返しは必須でしょう。しかも、良いことは、重なり重複していた。これも台頭する語彙でした。シルバーには、所詮、何も、出来はしない。プ…

プラネットOFゴリラ(91)

勝算、称賛、小3。この3つは己にまつわる不滅のキーワードで、勝算はいわずもがな。皆に浸透しつつある。2つ目の称賛は勝ちを収めると同時に噴出してくるもの。3つ目は小3。これはプリンスの頭脳の背景にある年代設定です。9歳に自分の頭を据え置くのも、…

プラネットOFゴリラ(90)

恐らくプリンスが良くなれば、弟にも、良い異変は否応なく訪れるに違いない。プリンスには、確信があったのです。姉を常にお手本としながら、彼は世間を見ていたからです。姉の楽曲を聞きながらハーモニーを時には試しながら二人は仲睦まじく、両親の、深い…

プラネットOFゴリラ(89)

プリンスには、6才下の弟がいますが、彼も同様に、16歳で落ちこぼれに認定され、辛い青春期を過ごして来たのです。似たもの同士の姉と弟で、プリンスは67歳で弟が61歳でした。人生をしくじり組のふたりが、実は、プライドの塊だったことはまだ、世間は何も知…

プラネットOFゴリラ(88)

1988年、プリンスには次男が生まれ、この児が、物怖じの全くない息子で自分の、思いを真正面から話す、話せるトリックを持っていた為に、プリンスはそのとき、ふいにも暗示を貰うのです。子供は親を代弁する能力を習わずとも、会得している…お前が何かを証明…

プラネットOFゴリラ(87)

怒ることは、いけないのだと、常に相手に気を遣う人生をちゃぶ台返しにすることに、意味がありました。そのちゃぶ台に何も商品がないなら、意味は全くない。プリンスはあらゆるモノをそこへ展示して、人々の眼前に晒すことをアイムにします。プリンスは全く…

プラネットOFゴリラ(86)

逃げるように故郷をあとにし、どこか、遠い場所で再生を試みたい。16歳の頃からずっと考えていたことは、エスケープでした。人の心が見えることが、その欲望を促進したと言えます。落ちこぼれとして、格下に見られる辛さは経験した者にしか、わからない。そ…

プラネットOFゴリラ(85)

プリンスは自分が悪くないにも関わらず、常に謝る人生でした。思いきって卓袱台返しにしようと思います。なんで?これまで、下手(したで)に出るしかなかったか?というと、世間の評価は中々得られなかったからです。男女両面を持っているゆえの、不安定さ…

プラネットOFゴリラ(84)

ライバル同士が力を極限まで出して戦う同士なら、わかる。コンビニはお互いを信頼しながら笑顔で働く現場です。プリンスはあることに気が付きます。間違いなくシルバーが足を引っ張る恐るべき現実。確かに年の功が見られるシルバーはいます。しかし、現実を…

プラネットOFゴリラ(83)

また先輩は、朝から突っかかってくる。温度チェックで冷凍庫下のタンクまで全部点検し、水も捨てたのに、床が湿ると文句を垂れてくる。少しこぼれたから、雑巾で綺麗に拭いたからこそ、その跡がある。まだ、これでもか?これでもか?と、いちゃもんを付けて…

プラネットOFゴリラ(82)

個性が強すぎると、幼いときから、教師たちが指摘したのも、今にして、ようやく理解が出来る。ブログを運営してないなら、解明は難しく、プリンス自体が、今日の今日まで、もつれ込む…しかし、わかっただけで随分と前進出来た。幼児の頃から言われた言葉は、…

プラネットOFゴリラ(81)

プリンスは67歳を皮切りにして、完全ににしじまひめるから離脱。思いきって選択したことは、普段から迷うことの多くあるプリンスにしては、かなり、現実的、具体化した形を選択出来た。7つの人格のうち、ひとりを選択し、日常を謳歌して行くことで、コレまで…

プラネットOFゴリラ(80)

執筆しながら、7つの宝石を慎重に振り分けて行くうち、プリンスには、ようやく、ことの詳細が、わかって行くのです。これだけの人格を内蔵している自分の複雑怪奇。誰もが戸惑うし、誤解を与えかねない装備であった。しかし、多重人格では全くない。否定は出…

プラネットOFゴリラ(79)

おべんちゃらを言って先輩に取り入ることをみずから廃止して、先輩に、自分の欠点を挙げて、知ってもらう方策を採ったのです。自分は嘘もつくし、切れやすい。失敗したら、言い訳するし、どうしようもない、箸にも棒にも掛からないだめ人間なんです…先輩は顔…

プラネットOFゴリラ(78)

バイト先で起こったことは、自分の人生を、ともすれば頓挫を余儀なくさせかねず、鑑みたのです。さっくさくコロッケのままでは、なぜ、いけなかった?名前を変える必要が?そこへの疑問符もありました。複雑怪奇な経路に迷い込みそうになるも、みずから北海…

プラネットOFゴリラ(77)

自分では丁寧な仕事をしているつもり。しかし、年上の同僚から、信じられない評価を貰いプリンスは考え込みます。なんと…嘘つきだと言う。相手にはしないでおこうと、最初は無視するつもりが、知りたいキモチに段々となっていく。作家の性(さが)が食指を延…