プラネットOFゴリラ(135)

自分を含めて弟の言葉を聞いてあげる人は皆無に近い状態だった…このことが分かった背景にはコンビニに来て自分のこれまでの人生を矢継ぎ早に伝える65歳のお客様に出会ったことは大きかった。息子さんは31歳になり、東京で就活しながら、自転車で配達するアル…

プラネットOFゴリラ(134)

弟は厭世主義だと早合点していた自分の愚かさ…そして、自分の一番身近に彼がいたこと。希に見る逸材でした。第一に言えるのは、彼の意識的概念がこれだけ、強固になった経緯はやはり、苦難で、世間の落ちこぼれに対する白い目に対峙したことで磨かれた。プリ…

プラネットOFゴリラ(133)

人がひとつ言ったら3つ返すような幼児の私は嫌われ、プリンスは真顔でベランダで雪を食べようとしていた、言葉は少ない弟を思い出していました…まだ3歳になる前。純粋な心をそのまま持って、大人になる人は希少で、この世で探し出すことは、不可能か?それ…

プラネットOFゴリラ(132)

ピノキオは、人形がやがてはひとりの人間の子供になる物語で、プリンスは自分の願い通りに弟が生まれて来たことを、誰より歓喜しました。しかし、自分のことばかり、優先し、弟が3歳になった頃から、あと追いをして来るようになり、気分は変わっていった経過…

プラネットOFゴリラ(131)

そして、やがて、弟が猫に自分のすべてを投入している事実にプリンスは驚きを、隠せない。まるで自分の子供のように考え、愛を注ぐ吐露に感動するのです。一晩でも、留守には出来ない……この発言でした。プリンスはその発言によって、計画変更をせざるをえな…

プラネットOFゴリラ(130)

4歳のとき、怒りと嫉妬から事件を起こしたプリンスには抜き差しならない過去がありました。約束を取り付け、遊びに行けると思い込んでいた相手からの断りの言動に腹を立て、怪我をさせていたのです。両親共々、当然そのアパートにはおれなくなり、転居するの…

プラネットOFゴリラ(129)

これまでの概念、私は私、弟は弟のクールな間取りは消え去り、プリンスは新しい枠組みを奪還し、すでにシェアしていました。弟が主人公です。60歳になっていたのに、還暦のお祝いすらまだだった。それをカバーするべく新しい人生を弟と構築して行くことを起…

プラネットOFゴリラ(128)

自分の不遜さがあからさまに見えて来たことを、啓示に問いかけてみると、ストレートな答えが返って来ました。不遜の2文字には高貴が宿る…その2文字を使うこと自体がそもそもの間違いなのだ…しかし、2文字を訂正せよ…までは言われずプリンスは改めて襟を正す…

プラネットOFゴリラ(127)

プリンスはようやく、理解に及びます。自分ひとりで出来ないことが、弟の参加で叶うというトリックです。全くそれに気が付かないまま、人生を終わるところを、啓示によって助けられた。なぜなら、プリンスより6歳弟は下、遥かに自分の見識が上であるを疑わな…

プラネットOFゴリラ(126)

弟は尊い言葉を残して帰ります。プリンスは既に自分の負債額を伝えていたのです。姉ちゃんこそ、尊敬に値する、オレなら、それだけあったら、生きていくことはできんやった…そして、困るときは、いつでも、おいで!貯めとくよと温かい言葉を残して帰ったので…

プラネットOFゴリラ(125)

店に来た弟にすぐ確かめたら、そういう名字の幼馴染はいて、池田龍天堂病院のすぐ近所におると懐かしがる。二十歳前にはよく遊んだメンバーだと聞きプリンスはすぐさま、美しい妹君についてを尋ねました。そういえば、可愛いい妹がおったな!?とうとう思い…

プラネットOFゴリラ(124)

まさか、その美しい方が、弟の同窓生の妹君とはつゆ知らず、最初は、ご近所の方ですか?で開始した初対面。だんだんと、話して行く間に、お互いの名字を名乗り合ううちにも、彼女にプリンスが見えてくる様子が、ありありと…プリンスが遂に、弟の名前を告白す…

ハーレーが教えてくれた…

わが町と言っても過言ではないくらい近い日見。ハーレーダビッドソンの会社は国道34号線にある。赤いハーレーをうちは夢彩都で撮影し、今度はうちの自販機の横に停めてありようやく、気がついて執筆したい!!と逸る。一生、自分が運転して乗ることはない、…

プラネットOFゴリラ(123)

矢上神社に参る為に石段を登って来た女性に彼は声を掛け、シャッターを押してもらえませんか?プリンスは男性の積極的な問いかけに驚き、女性は気さくにシャッターを2回、押してくださる。プリンスはこの美しい女性のことをまだ何も知りません。八幡から来た…

プラネットOFゴリラ(122)

はてなブログ10周年を迎えた朝はプリンスは矢上神社にお参りに行くと、奇遇な出来事に遭遇します。ちょうど昨日の火曜日。なんと、八幡東区から長崎街道を尋ねて来たナイスミドルな青年に出会うのです。そして、話し込むうち、青年は大分にも棲んでいたこと…

プラネットOFゴリラ(121)

弟の感性は大人になり、なお磨かれていった…そこを確信するプリンスです。歌手たちの声を聞き分け、楽曲のよしあしすら把握が出来る。彼こそが自分のマネージャーであるべき…ふたりがともに60歳を、超えてこの好機が訪れていたことも、信じるに値する。彼は…

プラネットOFゴリラ(120)

それは弟との会話で判明するのです。こんな、近い場所にお互いが住みながらふたりの思想が結果として融合することはなかったこと。若い時分の放浪とは一変し、プリンスは旦那に自分の故郷に家を建築してもらい、夫の思想を継承した。弟はすぐ近所に住み父親…

プラネットOFゴリラ(119)

幼い頃から、弟と一緒に歌ったアニメの主題歌。彼はまだ幼いなりに、音楽の真骨頂を、姉という六歳上のメンバーと足並みを合わせつつ、感得していた喜びは鮮明に蘇り、プリンスはテレビのある部屋を思い出していました。鉄腕アトム、ロボタン、そしてソラン…

プラネットOFゴリラ(118)

今棲む家の修復にお金を掛けるのではなく、思い切りを付けて、住居を売る計画をプリンスは立てていました。弟に相談すると、夫亡きあとの、今は、半分があなたの権利、それを行使して、自分の債務の返済等は出来るとアドバイスをくれ、あなたには音楽が後押…

プラネットOFゴリラ(117)

プリンス自身はたいしたことはないのに、周囲が凄すぎて、それはセブンイレブンのオーナーがプリンスに下駄屋の話をしてくれた時…その時刻を忘れもしません。プリンスには以前より啓示はあり、随分と前からおがくずの4文字が、耳に入るとき…は特別に取り沙汰…

プラネットOFゴリラ(116)

PRINCEは金(きん)を買い漁る間にも、バッグに傾倒する芽を家族によって養う毎日でした。購入したゴールドは以前より、グラムが減る。金の値が高騰した証明にはなるも、次第に資金繰りに喘いで行くのです。このままでは、金の重さに押し潰されてしまう…プリ…

プラネットOFゴリラ(115)

プリンスはゴットと手を繋ぐことは、有利と判断します。有利か?無駄かをプリンスはソッコー識別は可能だったのです。プリンスの足りない部位をゴットなら、一両日に集める手腕を持っている。来た者を拒むのはいかにも早計…プリンスには計算が成立していたの…

プラネットOFゴリラ(114)

リーダーとしての容器(うつわ)にないどころか、リーダーシップの湿布をみんなに貼りまくり、やがて、みんながその湿布を、国民が個々に欲しがり始めたとき、ゴッドはやっと、あの文句を思い出したのです。欲しがりません勝つまでは…そして、ゴッドはこの民…

プラネットOFゴリラ(113)

リーダーとしては、凡そ的確ではない…そうプリンスのことを高を括って見ていた自分の過去を戒めるゴッドです。正しく、筋金入りの経験値を持っているバイト先のスタッフとの出会いと交流から、段々と、プリンスは世界的視野に具体的に拘るように変化をしてい…

プラネットOFゴリラ(112)

ナンバープレートみたいに、各企業は確定曜日を持っている。スーパーは火曜日だ。昔なら数字で行く企業は多くて、ダイエーなら、一の市だった。なんで?ゴッドはファミマでいかんともし難い気持ちに襲われてしまう…コンビニが、まさか、曜日を奪取に今の今、…

プラネットOFゴリラ(111)

曜日を先に取得することは、いかに今後の為に大事なのか?ゴッドも前には出ないと、曜日自体を他に取られてしまう危険性が迫っていました…一体何曜日が、最も、リーズナブルなのだろう。日曜日は、モールがすでに奪取し、空きがあまりない。毎週、何曜日が出…

プラネットOFゴリラ(110)

時間を大幅にふたりの間に置くことで、何が見えてくるか?ゴッドは試そうとしていました。自分が優位に立たなければ自体は動かない…との思いが先に立った状態にあったのです。しかし、意外な展開に、固唾を飲み込む…なんと、プリンスの境遇に憐れみを抱き、…

プラネットOFゴリラ(109)

日曜日はルビー、月曜日はエメラルド、火曜日はアクアマリン、水曜日はイエローダイヤ、木曜日はピンクパール、金曜日はオパール、土曜日はブラックオニキスと、曜日ごと、力を分散させてブログアップする手法は、人格が、いかに、大勢あるかを誇示するだけ…

プラネットOFゴリラ(108)

ゴッドはなぜ手強い相手であることに、最終場面で気がついたのか?みずからの不手際を悔いました。こんな多角型の人間性を持っている相手を前にして、いかに、料理すべき?まだ攻略は掴めてはいない状況だったと言えます。いや、まな板の上にいつ、自分の方…

プラネットOFゴリラ(107)

立場逆転の瞬間を見逃したことで、ゴッドはある意味に於いて、平安という傍観席を獲得出来たことに気がつくのです。現世には責任という縛りがあり、何かにつけ、いちゃもんを付けたがる連中はいる。大勢いる幕下連中の排除のためだけ、ゴッドは利用されてい…